「別れるか、俺たち」 自分の口から出た言葉に、自分自身が1番驚いた。 …は? 俺、何言ってんの? つぼみを見れば、目を見開いて俺を見つめていた。 違う、そんなことを言いたかったんじゃない。 俺がつぼみと別れたいわけがないだろ。 ただ、話し合いたかっただけで、つぼみの気持ちが…わからなくなってしまっただけで…ッ。 昨日、親父たちに伝えたいと言った俺に、つぼみは秘密にしたいと言ってきた。