「…!朝ごはん作ってくれたのかい!」
「あ…キッチンお借りしました…!簡単なものしか作れなかったんですけど…」
「いやあ、嬉しいね!簡単なものだなんて…どれも凄く美味しそうだ!いつもつぼみちゃんが作っているのかい?」
「はい。お母さんは忙しいので、ご飯は私が担当してます」
「そうかそうか…つぼみちゃんは料理上手なんだねぇ、手料理なんていつぶりにだろうか、いやあ本当に嬉しいよ!」
少し大げさ過ぎてはと思ったけれど、喜んでくれたようでホッとした。
「家事はこれから、私がさせてもらっていいですか…?」
「…いいのかい?つぼみちゃんも勉強や部活で忙しいだろう…」
「勉強は大丈夫です。部活も入るつもりは無いですし、習慣付いてるのでさせてもらえるとありがたいなって…」
「こちらこそ助かるよ…!実はね、情けない事に私も舜も一切家事が出来なくて…どうしようかと思っていたんだよ」
あはははは…と恥ずかしそうに笑うシンさんに、私も微笑みを返す。

