「僕しかいないから、ゆっくり寛いでね」



そんなサキちゃんに気付いたのか、コウタさんはにっこりと笑った。


サキちゃん、目がハートだ…。



「あの、コウタさん。これ」


「…ん?これは…?」



私は、包みをコウタさんに渡した。


不思議そうに包みを開き、中を覗くコウタさん。



「紅茶と…コーヒー豆?」