「どうしたの?舜君」 「んー、ちょっとそこ座って」 舜君はベッドを指差してそう言って、私は言われるがままに座った。 「あのさ…」 真剣な瞳。 なんだろう…暗い話? も、もしかして、別れ話っ…!? 「親父たちのことなんだけど」 どうやら別れ話ではなかったようでらホッとする。 「俺たちのこと、ちゃんと言おうと思うんだ」 けれど、舜君の次の言葉に、私は目を見開いた。