しゅ、舜君、今何言おうとしたのっ…?


慌てて、止めた私に、シンさんは少し不思議そうな顔をした後に笑った。



「ああ、そうだね!日本食が恋しいと思っていたんだ」


「そうなのよぉ!向こうではファーストフードばかりだったしね」


「も、もうご飯作っちゃったので、食べますか?」



2人は目を輝かせて、頷いた。



よ、よかった…なんとかごまかせた…



それにしても、舜君もしかして、私たちのこと言うつもりだったのかな…?


そ、それは無いよね?


さすがに、まだ早いと思うし、舜君だってわかってるはず。


私の勘違いだよ!



「すぐに用意しますね!」と行って、キッチンに向かう。


私は、この時気づいていなかった。


舜君が、私を見ながら不思議そうな表情を浮かべていることに。