普段使われていない裏口から学校を出たので、初めてみるのも無理はない。
「わ、私…電車で帰れますよ…?」
「そんなこと言わずに。今日は僕と、帰ってくれるんだろう?」
ねだられる様に言われて拒否できるはずもなく、私は恐縮な気持ちで車内に入る。
中はさらにキラキラしていて、車の中とは思えない広々としたスペースに真っ赤な革のソファ。
煌びやかなテーブルが置かれていて、高級感が溢れていた。
ど、どうしようっ…座れない…!
「どうしたの?どうぞ座って」
コウタさんは不思議そうな顔でそういって、私を座らせた。
お、落ち着かないっ…。

