【完】クールな彼とルームシェア♡



「謝らないで。君のピンチに駆けつけられて、よかったと思ってるんだ。…本当は、君が涙を流す前に行きたかったのだけど…」



相変わらずの王子様スマイルと、女の子なら誰でもときめいてしまうようなフレーズ。



「どうして泣いていたのか…理由を聞くのは気が利けないかな?」



優しい声でそう言われて、私はゆっくりと先ほどまでの出来事を話た。





「なるほど、ね…」



コウタさんは、納得したように目を伏せた。