行き場を失った私の手は、だらしなくたれ下がり、解放される時を待つ。 「あー、やべ。風呂で頭冷やしてくるわ」 「う、うん」 や、やっと離してくれたっ…。 髪をくしゃくしゃと掻き、お風呂へ行ってしまった舜君。 残された私は、熱い両頬を手で覆い、力が抜けたようにソファへ座り込んだ。 あ、ああ…どうしよぅ… 「私、とんでもないこと言っちゃったっ…」 そ、それに、舜君は待っててくれるって… でも、それに甘えてちゃダメだよね… 私も早く、自分の気持ちを見つけなきゃ…!