もしかして…わざわざ選んで入れてくれたのかな? 会長は少し驚いた顔をした後、ニコッと微笑みを零す。 「…よくわかったね。つぼみちゃんは、紅茶に詳しいのかい?」 「詳しいって程ではないんですけど、朝は必ず飲みます。落ち着きますよね。私、この茶葉好きなんです。ストロベリーの香りが、とっても甘くて」 このロゼロワイヤルも、昔良く飲んでいた。 知り合ったおばあさんが、毎回紅茶を淹れてくれて、そのおばあさんが好きだった紅茶だ。 懐かしくなって、胸の辺りが温かい気持ちになる。