「あぁ時田…助かるよ…!いつもありがとうな、手伝ってくれる生徒はお前だけだ…」 「いえいえ、運ぶくらいならいつでも…」 泣いたフリをしながら軽く会釈する先生に、微笑みを返す。 「さっきとったアンケートを、生徒会室に持って行って欲しいんだ」 「わかりました」 私はサキちゃんに先にご飯を食べててとお願いし、アンケートの資料を持って生徒会室に向かった。 えーっとぉ…生徒会室、生徒会室… 確か2号棟の2階だったよね…!