学校について、教室まで舜君が送ってくれる。



「送ってくれてありがとう」



舜君の顔を見ながらそういえば、ニコッと微笑まれた。


そして、頭をポンっと優しく叩かれる。



「また放課後な?」



そう言って、舜君は去って行った。


〜っ、笑顔が、甘すぎるっ…。


今朝から、ずっとこの調子の舜君。


いつもよりスキンシップは多いし、電車の中ではわざとかわからないけど耳元で囁いてくるし、もう私の心臓が持たない…。


なんだか溶けちゃいそうで、両頬を手で覆った。