不覚にも可愛いなんて思ってしまう俺は、もう重症。
「とりあえずリビング行くか?ここにいたら冷えるだろ?」
つぼみはなにも言わず、必死に俺にしがみつきながらただ首を1度縦に振る。
どうやらこの状態から動けないようで、俺は抱きしめながらつぼみを抱えた。
そんなに怖いのか?
雷のなにが怖いのか全くわからないが、身体を小さくして震える姿は小動物のよう。
あー、堪えろ。
理性という理性をフル活動させ、俺は平然を装った。
濡れた髪から、シャンプーの匂いがする。
同じもん使ってんのに、なんでこんないい匂いするんだよ…。
「つぼみ、一旦降ろすぞ?」
リビングのソファに戻ってきて、ゆっくりとつぼみを降ろす。

