頭にカッと血が上り、相手の男の手を掴む。 今すぐどうにかしてやりたかったが、それよりも怯えきっているつぼみが心配だった。 かわいそうに、泣きじゃくって震えるつぼみに、俺がどれだけ怒りを覚えたか。相手の、男に。 もう絶対、あんな目に遭わせてたまるか。 俺がそんなことを思っているとも知らないだろうつぼみは、何やらじっとこちらを見つめてくる。 体格差のせいで、必然的に上目遣いになっていて… 「どうした?」