家を出て他愛もない話をしながら歩き、駅について電車に乗る。


昨日と同じように、つぼみが苦しくないよう壁に寄せて、周りのやつとぶつからないよう周りを囲った。


…危ないからな。


昨日は本当に、心臓が止まるかと思った。


当たり前のように一緒に帰ると思っていた俺は、授業が終わってすぐにつぼみの教室に向かった。


しかし、つぼみの姿が見当たらない。


嫌な予感がし、教室を必死に見渡した俺に、1人の女が近づいてきて…