チラリと肩を見ると、清水の頭があった。


「ふわぁあ……。今日は日差しが強くて、眠たい……」



「え…?」



ああ、やられた……。


やっぱり清水くんは、清水くんだ。



少し、ホッとした私がいた。




「うぅん……。じゃあ、おやすみなさい…」



パタン、と清水くんが座ったまま、後ろから倒れた。





「清水く……っ」


起こそうとしたけれど、やめた。




だって、こんなに気持ちよさそうな顔してるんだもん。


起こすのはもったいない。




それに、



私しか見てないと思ったら、嬉しくて“特別”を感じた。