「まぁ結局お前はそこまで倉野のこと見れてないって事だ」 「お前は……想ってるって言うのか?」 挑発に負けたらダメだ。ましてや、今日は大切な日。 だけど……言葉が止まらない。 分かってるさ。 俺だって強引にアイツの唇を奪ったり、倉庫に連れ込んだり、本当は亮の事言えないぐらいルール違反な奴だって。 最初は確かに思った。あの日、抱き合ってる二人を見て倉野が辞めたいのは亮の為なのかって。 だけど…… だったら……