「乗って?」 「何で??」 沢井が指し示しているのは後ろのシート。中型のスクーター、その後部座席にはヘルメットが一つ。 何を考えているのか分からない沢井の行動。 「別に……飯でも食おうかと思って」 でも、それは……約束と違うよね?? ハグ以外はしたくない。 そうじゃなくても、強引に沢井がどんどんと体の中に入ってきて……それが重過ぎて辛いのに。