【完】家出少女と、**王子。





そいつは、苦しそうに腹を押さえながら、覚えてろよ、とか漫画にありがちな捨台詞と共に去っていった。










「あの…ありがとうございました…」


「イイって、気にしないで!モテる子も大変だね」




そう言って微笑むと、彼女は頬を染めて、またぺこりと頭を下げて、帰って行った。










「ぜんっぜん、よくありません」





ギクッ!!




振り向くと、其処には…






黒髪をサラサラと靡かせた、美少年。

身長は、私と同じくらいだけど。