【完】家出少女と、**王子。





「あ、あとね、もういっこ訊きたくて。あたしって学校とか教えてないし、それに今日の授業が5限までっていうのも教えてなかったから、どうして待ってられたのかな〜って」


学校は矢嶋くんに前もって聞けばいい話だけど、今日6限が高3だけなのは昨日あたりに教えてもらったことだし、いくらなんでも無理なハズ。


時間ずれてもおかしくなかったのに、なんで待ってられたのか、、


「それはまぁ、……秘密」

「はぃ?!いや別にそんな隠すようなことじゃないじゃん!!教えてくれても…!」

「はいはい帰るぞ、ほら」


差し出された手にきゅーっと心臓が鳴く。

こういうの、ずるい。


「………流星くんのケチ」

「はいはい」