【完】家出少女と、**王子。


そして、私達を見つけたんだろう。


湖城はまっすぐにこちらに歩いて来た。



「あ、美咲さん。僕もご飯、ご一緒していいですか?」


「あーもー、好きにすれば?」



その様子を、またしても桃華がニヤニヤと見つめる。






じろりと睨むと、慌てたように咳払いをひとつして、まるで何もなかったかのような表情を作った。




全くもう、器用なんだから…。




「それで」


と、湖城は私達の机に椅子をくっつけて、弁当を食べ始める。


「…何?」


「美咲さん達は、何の話をしていたんですか?」





私は先程買ったお茶を吹き出しそうになる。



聞かれなかっただけマシだけど。






こいつの目の前で、「お似合い」だとか言われようもんなら、私は今すぐ窓から飛び降りるよ。