【完】家出少女と、**王子。






よりによって、こいつが隣かよ!!!!




クラスの女子は、羨ましそうな目で私を見る。







そんなにこの席がいいなら代わってあげますけど!??!!!?



「あんたこの席、仕組んだんじゃないでしょうね!?」


「まさか!いくら僕が美咲さんを気に入っていると言っても、そんな卑怯な真似はしませんよ。」






そう言って隣の王子はニコリと微笑む。

なんか、こう…こいつと関わると調子狂う………。



「……………………」



でも、まあ、この席でよかったことと言えば、桃華が後ろの席だったってことぐらいかな。


「ねぇ、もも………」



桃華に話しかけようと、後ろを向くと。



ニヤニヤとこちらを見ている天使と目が合った。


その愛らしくも腹立たしい表情を一目見て、私は直感した。







……こいつッ、楽しんでやがる…!!