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そして、前日稽古当日。
私と明日美と国島さんは揃って会場となる【小劇場MAKER】へと入った。
駅近くの商業ビルの五階から七階にあり、今日の会場は七階。まずエントランスがあり、すぐに客席への入口がある。最高で二百人まで収容できるらしいけれど、椅子は据え付けではなく、人手を使って設置するタイプのものだ。同じ階に主催者控室や楽屋があるけれど、一般客は立入禁止となっているらしい。
花束は午前中のうちに黒い箱に入れて、観客席を囲う柵の一部に紛れさせてもらっている。目印として黄色のシールをつけてもらっているので、国島さんにその近くの席を陣取ってもらい、暗くなった瞬間に彼が取り出すという手はずだ。
前列には演出家さんと舞台監督さんらしき人が話し合っている。
今回のサプライズに関しては三笠くんから主要メンバーにだけは話してもらっているはずだから、あの人たちもきっと知ってるはず。
演出のプロには、私が考えたサプライズ企画はどう映るんだろう。
イベント企画会社に勤務していながら、今までこういった企画の部分に携わることはなかった。プライベートでの企画とはいえ、なんだかすごくドキドキする。
そして、前日稽古当日。
私と明日美と国島さんは揃って会場となる【小劇場MAKER】へと入った。
駅近くの商業ビルの五階から七階にあり、今日の会場は七階。まずエントランスがあり、すぐに客席への入口がある。最高で二百人まで収容できるらしいけれど、椅子は据え付けではなく、人手を使って設置するタイプのものだ。同じ階に主催者控室や楽屋があるけれど、一般客は立入禁止となっているらしい。
花束は午前中のうちに黒い箱に入れて、観客席を囲う柵の一部に紛れさせてもらっている。目印として黄色のシールをつけてもらっているので、国島さんにその近くの席を陣取ってもらい、暗くなった瞬間に彼が取り出すという手はずだ。
前列には演出家さんと舞台監督さんらしき人が話し合っている。
今回のサプライズに関しては三笠くんから主要メンバーにだけは話してもらっているはずだから、あの人たちもきっと知ってるはず。
演出のプロには、私が考えたサプライズ企画はどう映るんだろう。
イベント企画会社に勤務していながら、今までこういった企画の部分に携わることはなかった。プライベートでの企画とはいえ、なんだかすごくドキドキする。



