高木先輩の左手が私の胸を掴んだ。
「ん…」
声を上げて離れると、妖艶に細められた切れ長の瞳が私を見上げていた。
胸が熱い。
膝から下ろされ、立ち上がった先輩に手を引かれ、ベッドルームに移動していく。
「待って。やっぱちょっと待って。まだお昼だよ」
「おまえが誘ってきたんだろ」
「誘ってない」
「心配するな。ちゃんと買ってきた」
高木先輩が自分のバッグから取り出したのは、箱。
しかも二つ。
「さっき買っておいた」
左頬が嬉しそうに上がったのを見て、吹きだした。
「置いておくの?」
「あぁ。すぐに使い切る」
言い切ったと同時に、二人で笑い合った。
「ん…」
声を上げて離れると、妖艶に細められた切れ長の瞳が私を見上げていた。
胸が熱い。
膝から下ろされ、立ち上がった先輩に手を引かれ、ベッドルームに移動していく。
「待って。やっぱちょっと待って。まだお昼だよ」
「おまえが誘ってきたんだろ」
「誘ってない」
「心配するな。ちゃんと買ってきた」
高木先輩が自分のバッグから取り出したのは、箱。
しかも二つ。
「さっき買っておいた」
左頬が嬉しそうに上がったのを見て、吹きだした。
「置いておくの?」
「あぁ。すぐに使い切る」
言い切ったと同時に、二人で笑い合った。

