食堂では一つのテーブルに真理子先生達3人が座り、その周りを数人の自衛隊の人たちが取り囲んで楽しげに話していた。
私たちが戻ってきたことに気付いた堤さんがすぐにお茶を淹れて持ってきてくれた。
しばらくその会話に入るともなく聞いていたら、飲み干した私のカップに自分のそれを重ねて持ち上げた高木先輩が、
「次は居住空間見に行くか?」
「いいんですか?うわー。行きたいです」
可愛くそう答えたのは、私じゃなくて典子先生。
「じゃ、行きましょうか」
と言ったのは山下さん。
「一般公開では見せないんですけどね。今日はほとんど身内だから特別なんですよ」
そう教えてくれたのは堤さん。
「身内?」
高木先輩の方を見ると、耳を引っ張りながら、
「身内みたいなもんだろ」
私にしか聞こえないくらいの小さな声で呟いた。
妹だから?それとも彼女だから?
「緒方さん。こっちですよ」
堤さんが私を押すように食堂から出て私たちは狭い通路を進んだ。
私たちが戻ってきたことに気付いた堤さんがすぐにお茶を淹れて持ってきてくれた。
しばらくその会話に入るともなく聞いていたら、飲み干した私のカップに自分のそれを重ねて持ち上げた高木先輩が、
「次は居住空間見に行くか?」
「いいんですか?うわー。行きたいです」
可愛くそう答えたのは、私じゃなくて典子先生。
「じゃ、行きましょうか」
と言ったのは山下さん。
「一般公開では見せないんですけどね。今日はほとんど身内だから特別なんですよ」
そう教えてくれたのは堤さん。
「身内?」
高木先輩の方を見ると、耳を引っ張りながら、
「身内みたいなもんだろ」
私にしか聞こえないくらいの小さな声で呟いた。
妹だから?それとも彼女だから?
「緒方さん。こっちですよ」
堤さんが私を押すように食堂から出て私たちは狭い通路を進んだ。

