店内もその外見と同じで、丸椅子にテーブルが並んだだけの飾り気のない昔ながらのお店。
一見するとおじさんたちの憩いの場だけど、意外と若いカップルもいたりする。
狭い通路を洋祐先生から離れないようについていくと、一番奥のテーブル席に座った洋祐先生が慣れた様子で注文した。
「こんなところですみません。女性が好きそうな店は苦手で……」
洋祐先生が、スーツのネクタイを緩める。
「いえ……」
逆にこういうところの方が良かった。
「洋祐先生……」
「はい」
「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
気負わないで素直に口にできる。
「私が至らなかったばかりに……」
「奈々先生」
「はい」
「辞めないでください」
「……」
洋祐先生の言葉は胸を締め付けるのに、
「辞めようと思わないでください」
嬉しい。
「洋祐先生。私……自信がなくなってました」
「だれも自信なんてない。みんな悩んで、苦しんでる。あなただけじゃない」
「はい」
「私もです……私も、いつも後悔ばかりです」
一見するとおじさんたちの憩いの場だけど、意外と若いカップルもいたりする。
狭い通路を洋祐先生から離れないようについていくと、一番奥のテーブル席に座った洋祐先生が慣れた様子で注文した。
「こんなところですみません。女性が好きそうな店は苦手で……」
洋祐先生が、スーツのネクタイを緩める。
「いえ……」
逆にこういうところの方が良かった。
「洋祐先生……」
「はい」
「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
気負わないで素直に口にできる。
「私が至らなかったばかりに……」
「奈々先生」
「はい」
「辞めないでください」
「……」
洋祐先生の言葉は胸を締め付けるのに、
「辞めようと思わないでください」
嬉しい。
「洋祐先生。私……自信がなくなってました」
「だれも自信なんてない。みんな悩んで、苦しんでる。あなただけじゃない」
「はい」
「私もです……私も、いつも後悔ばかりです」

