「奈々先生」
洋祐先生の低い声が、静かな園長室に響く。
「……はい」
「今日、ルナちゃんのお母様から転園するという連絡がありました」
「っ……」
足が震え、手の震えも止まらない。
ルナちゃんが休んでから一度も顔をみていない。
一度も、謝っていない。
堪えきれなくなった涙が溢れだす。
「奈々先生……」
園長先生と洋祐先生の前でも、もう止められなかった。
「うっ……も……申し訳……あり……」
喉が詰まって上手く言葉が出ない。
「奈々先生のせいじゃないから。そんなに自分を責めないで」
いつしか園長先生が隣に座って私の腕をさすっていた。
それでも、ヒマワリ組の大事な子供が一人去っていったということは変わらない。
もう少し早くルナちゃんの気持ちに気付いていれば……
もっとルナちゃんと話していれば……
私にもっと豊富な経験と知識があれば……
担任が私じゃなければ……
ヒマワリ組の教室に戻って、そのままにしてあったルナちゃんのお道具箱を片付けた。
ルナちゃんが上手に作ったイチゴの折り紙も一緒に袋に入れた。
一つ一つ片付けるたびに、たくさんの後悔に声を出して泣いていた。
洋祐先生の低い声が、静かな園長室に響く。
「……はい」
「今日、ルナちゃんのお母様から転園するという連絡がありました」
「っ……」
足が震え、手の震えも止まらない。
ルナちゃんが休んでから一度も顔をみていない。
一度も、謝っていない。
堪えきれなくなった涙が溢れだす。
「奈々先生……」
園長先生と洋祐先生の前でも、もう止められなかった。
「うっ……も……申し訳……あり……」
喉が詰まって上手く言葉が出ない。
「奈々先生のせいじゃないから。そんなに自分を責めないで」
いつしか園長先生が隣に座って私の腕をさすっていた。
それでも、ヒマワリ組の大事な子供が一人去っていったということは変わらない。
もう少し早くルナちゃんの気持ちに気付いていれば……
もっとルナちゃんと話していれば……
私にもっと豊富な経験と知識があれば……
担任が私じゃなければ……
ヒマワリ組の教室に戻って、そのままにしてあったルナちゃんのお道具箱を片付けた。
ルナちゃんが上手に作ったイチゴの折り紙も一緒に袋に入れた。
一つ一つ片付けるたびに、たくさんの後悔に声を出して泣いていた。

