コクリバ 【完】

「3号車どうだった?」

2段ベッドが二つと、大きめのソファーがあるその部屋は、中々に居心地が良い部屋だったけど、真理子先生はそれより他の男子チームが気になるようだった。

「3号車は、一人良かった」

私と同じようなショートカットのサキ先生は、真理子先生の同期。
二人はいろんなところでライバル視していて、今日も揉めないだろうかと心配。

「一人は無口で、返事しかしてくれなかったんですよ」

ふくよかな新人の理恵先生も、下見だけではないようだった。

「4号車は楽しかったよ」
そう真理子先生が言えば、
「一人渋い感じの人がいましたよね」
私も自慢気味にそう続けた。


そしてニヤニヤと4人で笑いあった。

「この後の予定聞いた?」
「取り敢えず、外に集合って言われましたよ」
「さて、次が勝負かな」
「真理子先生、勝負早いですね」

笑いながら外に出ると、既に全員がコテージ前の空き地に集合していた。