少し震えたけど、ちゃんと説明できて誤解は解けたと思った。
なのに、
「それで貰って来たのか?」
高木先輩は呆れていた。
だけどそれには頷くしかない。
「バカかおまえは…それだけな訳ないだろ」
大人になった今なら分かる、本当にそれだけで誕生日プレゼントをくれる訳がないと。
でもその頃の私は中山さんのその言葉を信じていた。
本当に中山さんをもう一人の兄のように思っていたから
「セイヤ。落ち着けって。奈々は中山さんの気持ちに気付いてないんだって」
「外せ!」
「やめとけって。セイヤ!」
高木先輩が私の首元に手を伸ばしたのを、菊池雅人が止めていた。
「奈々!それ外せ!」
私は素直に外そうとした。
高木先輩が怖かったからというのもあったけど、嫌われたくないっていうのが本音。
「バカ。外すな」
「なんでだよ!」
菊池雅人と高木先輩が睨み合っている。
「中山さんの気持ち考えろ。もう貰ったんならせめて今日だけは着けてろ」
「はぁ?」
「おまえが奈々に手を出すからだろ。不可侵条約があるんだって。昔っから、みんな智さんに気を遣ってるんだよ。じゃなきゃここに来れないんだって」
そんなこと知らない。
兄の友達はいつも大勢やってきていたし、その中には私が見たこともない人たちもいた。
だから、私の存在なんていつもたいしたことなかった。
いてもいなくても気にされないって感じだったのに……
それは菊池雅人が勝手に作った条約なのでは?なんて考えたりもした。
なのに、
「それで貰って来たのか?」
高木先輩は呆れていた。
だけどそれには頷くしかない。
「バカかおまえは…それだけな訳ないだろ」
大人になった今なら分かる、本当にそれだけで誕生日プレゼントをくれる訳がないと。
でもその頃の私は中山さんのその言葉を信じていた。
本当に中山さんをもう一人の兄のように思っていたから
「セイヤ。落ち着けって。奈々は中山さんの気持ちに気付いてないんだって」
「外せ!」
「やめとけって。セイヤ!」
高木先輩が私の首元に手を伸ばしたのを、菊池雅人が止めていた。
「奈々!それ外せ!」
私は素直に外そうとした。
高木先輩が怖かったからというのもあったけど、嫌われたくないっていうのが本音。
「バカ。外すな」
「なんでだよ!」
菊池雅人と高木先輩が睨み合っている。
「中山さんの気持ち考えろ。もう貰ったんならせめて今日だけは着けてろ」
「はぁ?」
「おまえが奈々に手を出すからだろ。不可侵条約があるんだって。昔っから、みんな智さんに気を遣ってるんだよ。じゃなきゃここに来れないんだって」
そんなこと知らない。
兄の友達はいつも大勢やってきていたし、その中には私が見たこともない人たちもいた。
だから、私の存在なんていつもたいしたことなかった。
いてもいなくても気にされないって感じだったのに……
それは菊池雅人が勝手に作った条約なのでは?なんて考えたりもした。

