過去の出来事から人との関わりを避けがちな主人公の実莉は、幼馴染兼恋人の晴樹に似た男に出会う。実莉以外の人には見えない彼は未来の晴樹と名乗り、実莉と別れるためにやって来たと言う。初めは信じられないが、本当に彼が晴樹だと納得し共に過ごすようになる。彼のおかげで現在の晴樹以外の人と交流するようになり、少しずつ人との関わりを受け入れ実莉の未来が変わっていく。
だが、未来の晴樹が現代に来たのは、実莉の人への接し方で揉め、その場を逃げ出して事故に遭いかけた彼女を庇って死んだ影響だと判明した。そんな未来を変えるために実莉も別れを選ぼうとするが、現在の晴樹に未来を決めるのは自分だと言われる。人との関わりで未来を変えられると教わっていた実莉は、逃げることで彼が死ぬ未来を変えようとしないことを未来の晴樹に約束した。
未来に戻った晴樹は病室で目を覚まし、約束を果たした実莉に向かって優しい笑みを向けた。