結婚も2度目だからこそ!

気付けばもう日付の変わる時間に差し掛かっている。
名残惜しいけど、その日はそれでお開きになった。

帰りは一緒にタクシーに乗り、京香の家まで送る。
たまに京香の腕が俺の腕にあたって、そのたびにドキッとしてしまった。

京香と別れてひとりになった後も、俺の心の中は落ち着かなかった。




それから毎週、金曜日に京香と飲みに歩く。

最初のうちは元気付けのために連れて歩いていただけ。

だけど、いつの間にか京香と一緒にいることが楽しくなって、少しの時間でも京香の隣にいたいと思うようになっていた。

その時はもう、前の彼女のことを思い出すことは無く、たまに会社ですれ違っても、彼女に対して何も感じなかった。

それよりもどうやったら京香を心の底から笑わせることが出来るのか。
どうやったら幸せだと感じて貰えるのか。

そんなことばかり考えていて。



……俺はいつの間にか、京香のことが好きになっていたらしい。



それに気付いた時、俺の心はスッキリと晴れ渡っていた。


今までの陰っていた気持ちが、まるで嘘のように。