「ふたりともどないしたん?元気な高校生やなぁ…大阪のおばちゃんも顔負けや」

こいつは大阪からきた植嶋尚樹。イケメンで優しい。一緒にいたら関西弁がうつってしまいそうな奴だ…

「尚くんてば!私がうるさいんじゃないのよ?泰牙がうるさいだけ!そーいえば尚くんって泰牙と幼なじみよね…黙らせる方法はないの?」

「ないなぁ…あーでも泰牙が良く喋りかける奴は結構気に入っとる奴みたいやけどな。あーあとギャップっていうやつをみせられたらものすご黙るで?一日中喋らんもんな」

そういうと泰芽はうっせといって校舎に消えていった。

「図星やな!菜々子ちゃん狙ったらどーや?」

「あいつは私なんかタイプじゃないから。」

悲しそうに目を潤ませる。

「菜々子ちゃんは気落としたらアカンでー?」