一目惚れは、片想いの始まり。



その想いに前触れなんてない。



どこか諦めていて、だけど諦めきれなかったあの頃の僕。



届かなかった手は、今先輩の手を掴んでる。



絶対に、離したりなんてしないから。




例え先輩が「離して」と言っても、僕は離してなんてあげない。



僕の存在が、先輩の中で100%になればいい。



僕が、100%にしてあげるよ。



先輩が好き。



何度だって言う。



口にしなければ何も始まらない。















「好きです、先輩」



「っ・・・!」



頬を赤らめる先輩が、どうしようもなく愛おしい。



その顔、僕だけに見せて下さいね。