*和side*


「…なんか最近さ、お前、先輩に避けられてね?」

「…やっぱり、そうだよな…」


あのことがあってから数日。

先輩はあきらかに俺を避けていた。


『先輩!!』

『ごめん、急いでるから…。』


『せんぱ…』

『ごめんね!!』



「お前、告白でもしたの?」

「ブッフォ」

「うわ、きったねえ!!」


真司が突然変なことを言ってくるから、
飲んでいたいちごみるくを吹き出してしまった。


それをもろかぶった真司。

…悪ぃ。



「…ったく、で?
その反応は告ったわけ?」


「告ってな…

いこともない。」


「どっちだよ」


…告った。

あんなやつに泣かされてるなんて許せなくて。

縛り付けられてる先輩を見て…。


「あ``あ``あ``あ``あ``」

「避けられてるってことは…まあ、そういうことだろ。どんまい、」

「それ、親友が言うこと!!?」


ケタケタ笑ってる真司。

ムカつくーー!




「…まだ返事もらってないし。

OKかもしれないし!」


「期待膨らませて一気に割れたら辛いけどなー」

「うるさい!」


くすくす笑うな!!!


ーーーー…