fairy3 空の物語 上



あの闘いから数日が経った。

あの日、ヴィーナスとルルたちを救い出す任務は成功した私たちは、全員無事に帰ってくることは出来なかった。

数日が経ってから、オルドが扉を使ってソレイユたちの行方を探した。

でも、未だにソレイユたちは見つかっていない。

オルドが言うには、アクは別の世界に移動したらしく、あの黒城があった世界はもう存在しないそうだ。

『ソレイユ……』

私は、ここ数日キセキの泉に足を運んでいる。

ここに来れば、ソレイユに会えると思ったから。

だってここは、私とソレイユが初めて会った場所なんだから。

でも、ソレイユの姿は何処にも見当たらない。

『ソレイユ……、私は……』

あの時、伝えればよかった

ソレイユに自分の気持ちを、『好きだよ』って伝えればよかった。

伝えていたなら、何か変わっていたかもしれない。

『ソレイユ、苦しいよ……』

後悔と悲しみが激しく私の中でぶつかり合っている。

このままじゃ、この先アクと闘うことなんて無理だ。

お願いだよソレイユ……。

もう一度、あなたには会いたいよ……。

ソレイユが隣に居てくれなくちゃ、私は強くいられない。

私は、涙を浮かべながら、私を見下ろしている青空を見上げた。