次に彼の犠牲になったのは、たくさんの怖い人たち。 零と二人で外にでた時だった。 怖い人達に囲まれた。 大きいバイクに乗っていたり、黒い車に乗っていたり。 私が、困惑していると零は肩を抱き寄せて優しく言った。 零「大丈夫だよ。なにも怖いことなんてないからね。」 ふいに見せる、まともで優しい零。 《お兄さん。綺麗な顔だねえ。歪ませてやりてえ》 《となりの女はマジやべえな。》 《そそるぜ。うひひ》