突然、泣き出した私の涙を優也がテーブル越しに拭ってくれる。 蓮「もしかして俺の言葉に感動した~?瑠奈」 優也「まったく。」 いつも通りの雰囲気に自然と頬が緩む。 瑠奈「ありがとう。二人とも。私のこと話す。聞いてくれる?」 私は強くなった。 黒狼と出会って外の世界を知った。 話してもきっと大丈夫。思い出しても大丈夫。 あの時は一人だったけれど今は黒狼の仲間がいるんだから。 私が決心したのを見届けた二人も力強くうなずいた。