まさかずっとこんなところにいたなんて。 瑠奈「おじ様!しっかりしてください!!私がわかりますか!?瑠奈です!龍恩寺瑠奈です!」 泣き叫びながら私は声をかけるが、もう身体的にも精神的にも限界であろう彼は呻くばかりだった。 瑠奈「いま助けますっ…助けますから!」 涙で視界が曇る。鉄格子にかかった南京錠に手を伸ばすといきなり、おじ様が虚ろだった瞳をカッと見開き呻いた。 「うぅうう!」 瑠奈「おじ様!?」