不思議に思いながら手に取って眺めてみる。 部屋が薄暗くてよくわからない。 引き出しを閉めてもう少しよく見ようベッドのふちに座った、そのとき。 コンコンコンッ 零「瑠奈」 零だ。わたしは鍵をベッドの下に隠した。 零「入るよ」 部屋に入り、私の姿をいち早くその目にとらえると笑顔になった。