空を、呼ぶしかないか。 瑠奈「そらーー。蓮ったら全然起きないの~。わっ!?」 立とうとしたら、ぐいっと引っ張られてバランスを崩す。 ちゅっ おでこに暖かい感触。 目の前には、美しい蓮の顔がドアップ。 蓮「おはよ。瑠奈」 にまっと、蓮が笑顔になる。 瑠奈「んなっ!最初から起きてたなー」 わたしが真っ赤になっていると、蓮の頭にげんこつが落ちた。 蓮「ってえ!」 後ろを向くと、抜群に寝起きが悪い翔の顔があった。 翔「瑠奈。学校行くぞ」 瑠奈「う、うん!」