うっかり姫の恋 〜部屋の鍵、返してくださいっ!〜

 朝日は振り返り、
「管理人さん、すみません。
 鍵見つかりましたー」
と言う。

 管理人さんは、宅配便屋さんから荷物を預かりながら、
「はいはい。
 よかったねー」
と忙しげに言ってくる。

「ほんとに確認するとはね」
と朝日は呟いている。

「もうちょっと勇気がない人かと思ってたよ、相楽さん」

「朝日」
と神田が呼びかける。

 朝日は少し考え、
「呑みに行く? 相楽さん」
と言ってきた。

 いや、だから、なんでみんなで私に禁酒の誓いを破らせようとするのですか、と思っていた。