「水口さんと本気の恋を
してるってことですかね?
ですよね
先輩!今日はあたしのやけ酒に
付き合ってもらいますからね
先輩が素直に帰らせてくれなかったから
責任取って付き合ってくださいよ」
「ふふふ 良いわよ」
どこまでも行っても
美奈先輩には勝てないあたし。
だが知られたこともあり
堂々と学生の頃の主任の様子を
聞くこともできたのだ。
学校のイケメンランキング5位には
入ってたそうで
結構モテてたって。
今度卒業アルバムを見せてくれるらしい。
「水口さんと付き合ってんのか
聞いとくわ」
「こっそりとお願いしますね」
「あれ?やけ酒とか言いながら
飲んでないじゃん!
ほらほら」とビールを注がれ
お酒が進むにつれて
酔って眠ったあたしは
いつしか夢の中へ。
気がついた時には
ふかふかのベッドの上
そこは美奈先輩のアパート
しかも朝を迎えていたのだった。
「先輩おはようございます
すみません ご迷惑をおかけしました」
起きてメイクをしている先輩に
謝った。
「酔うと寝るのねあんた
まぁ 暴言吐いたり
泣きわめいたり
ゲロゲロ吐かれるよりはマシだけど」
「すみません」
あたしは先輩の家から
出勤することになった。



