100万回の祈りをキミに






5月になり、今日は球技大会の日。

「優勝したら打ち上げ代+全員にジュース用意する予定だからしっかりやれよ」なんて早坂先生が活をいれるからみんな燃えていた。


「打ち上げどこがいいかな?またカラオケ?」

「うーん。それは二次会でよくない?最初はがっつりなんかご飯食べたいかも」

まだ優勝してないのに打ち上げをどこにするか話し合ったりして。どのみち私は行かないから関係ないけど。


女子は体育館でバレー。男子はグラウンドでサッカー。

一試合目の対戦は同じ1年生の5組で、正直先輩と当たらなくて良かったってみんな口を揃えていっていた。

だって2年生や3年生の気合いの入り方はやっぱり違って、1年生はでしゃばるなって感じですぐ潰される。

だから5組と当たってラッキーって言ってたのに、バレー部所属の女子が数人いて、あっけなく私たちは一回戦敗退になった。


「あんなサーブ打つとかありえない!こっちは未経験者なんだから加減しろって感じ」

クラスの女子たちはユニフォームを返却して、ブーブーと文句が止まらない様子。


「藍沢さん。みんなで男子応援しに行くけどどうする?」

「……あ、私は友達の応援してから行く」

「そういえば次の試合6組だもんね。じゃあ、うちら先に行くね~」


ごめん。凪子。

応援するのは本当だけど、断る口実に使ってしまった。