天狗見習い空を飛ぶ




「春子、息はしていい」


「ぷはぁっ」



だめだ、全然だめだ、息が出来なかった!!




開眼すると、呆れた顔した太郎坊がいた。


宗太郎を見てみると、真剣な表情で、目を閉じている。



「よく出来た弟だな」


「姉もそう思います」



くたりと、その場に座りこむと、太郎坊も一緒に腰を下ろして、片膝立てて宗太郎のほうを二人で見守った。



「よし!そのくらいでいいじゃろう!いいぞ宗太郎見込みがある!」