本当に、天狗っていたんだ、
案外、普通……!!!
強面の出で立ちからは予想もできない優しい声に少し拍子抜けしながは、いえいえこちらこそ、と声もこもる。
「最近わしの知名度が底の底でな、寂しく思っとったところなんよ」
「は、はあ」
「また良かったら遊びに来てくれ、ああそうだ、宗太郎、お主海を見たいらしいじゃないか」
「はい!見たいです!」
「どうじゃ、誰かに連れてってもらうのではなく、己の力で空を飛び、海まで行くというのは。ちょーっと修業を積めば、空を飛ぶなどなんのそのじゃぞ」
「ええ!!」
顎に手を回し、玄徳様はまるでおじいちゃんの思いつきのようなテンションで話しているけど、
宗太郎は完全に目を輝かせてる。
「玄徳様!いえ!お師匠さま!どうか僕を弟子にしてください!」
「ちょっと、宗太郎!」


