お昼ご飯を食べて、私と宗太郎と、それから次郎坊は、おばあちゃんにお酒と大福を玄徳様へのお礼に持たせてくれた。
赤山に向かって、出発だ。
真上にある太陽、強い日差しなので、私も宗太郎も麦わら帽子をかぶった。
お酒と大福は私が、宗太郎は次郎坊を抱いて、田んぼの間道を歩いていく。
蝉がこれでもかっていうほど鳴いている。
しばらく歩くと、山の麓の神社までの階段に辿りついた。
「宗太郎しんどくない?喉渇いてない?」
「うん大丈夫!お姉ちゃんは?」
「お姉ちゃんもまだ大丈夫、水筒も持ってきたしね」
さあ頑張って上がろうか、というところで次郎坊がピョンっと宗太郎の腕の中から飛んで行った。
そして軽やかに階段を登っていく。
「待って次郎坊〜!」
宗太郎も追いかけるように元気よく123段の階段を駆け上がっていった。
「宗太郎怪我しないでね!」


