妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

その後、私たちは遊園地を出て家へと向かっていた。

手を繋いで私たちは歩く。

「……」

胸がドキドキする。

さっき奈津に言われたことが、頭に浮かぶ。

「奈津、今日はありがとう」

「望美?」

私は、奈津の目の前へと行き、笑顔になっていう。

「最高の誕生日プレゼントだったよ」

「そう言ってもらえると、俺も嬉しいよ」

少しだけでもいい、今この時間を止めて欲しかった。

『望美、家ついたよ』

「え?」

そう思ったのもつかの間で、いつの間か私たちは、家へと付いていた。

「そっか…」

ちょっと残念だな…。

「送ってくれてありがとう奈津」

「あぁ」

「また明日ね」

「また、明日」

私は、奈津の姿を見送った後、家の中へと入った。

「ただいま」

「お帰り、楽しかった?」

奈々美さんが出迎えてくれて、私は笑顔になっていう。

「凄く楽しかったよ」

そのまま部屋へと戻り、シンクが出迎える。

『お帰りー!どうだった?』

『ラブラブだったよ』

『良かった』

シンクは、優しく微笑む。

私は、奈津から貰ったネックレスを見る。

今日の日の事は、決して忘れることのない日になった。

私たちの気持ちを互いに確かめあった日。

そして―――

私たちの関係が変わった日でもあったから。