妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

(こ、こんなんで本当に言えるのか?!)

そう思った。

だけど…。

俺は、覚悟を決めた。

「望美!」

「な、なに?」

俺は、望美の手をひっぱって抱き寄せた。

そのまま抱きしめて、望美に言う。

「好きだ!」

俺は、抱きしめる腕に力を込めた。

夏が終わるっていうのに、俺の顔は熱かった。

望美は、しばらく何も言わなかったが、顔をあげ微笑んでいった。

「私も奈津が大好きだよ!」

「そ、その笑顔反則すきだろ!」

駄目だこれは…。

望美の笑顔をもう一度見たいと思っていた俺だけど、いざ見てみると心臓がもたない。

もしかして、前より更に望美のことが好きになったのかもしれない。

「ほら、行こ奈津!」

望美が俺の手をひいて歩き出す。

「ちょ、ちょっと待って望美!」

「なに?」

俺は、望美に隙を許さず望美の唇を奪う。

「…なっ!」

望美の顔がボッと赤くなる。

「今日は俺の誕生日だけど、ゆっくり楽しんで行こうぜ」

「う、うん…」

顔から湯気をあげている望美は、コクコクと頷いた。

手を握りなおし、俺達は歩き出した。

『はぁ、やっぱりこれだよこれ!』

そんな俺達の後ろでは、ルルが興奮して俺たちの後を着いてきていた。

『お、落ち着けよルル』

『だって!久しぶりだよ!これが、わたしが望んていたことなんだよ!』

『ふーん、じゃあ…』

『なに?』

ハヤテもルルの手を握ると、ルルに唇を重ねた。

『は、ハヤテ?!』

『俺たちも、たまには恋人っぽいことしないとな』

『う、うん!』

こっちの二人も、幸せそうで良かった。