【望美】
私は、暗闇の中でうずくまっていた。
何も聞こえない、何も感じない。
無の世界。
私は、なんでこんな所にいるのかな?
何も思い出せない。
私は、顔を上げて辺りを見回す。
やっぱり、何も見えない。
そう思った時、私の身体が下へと引っぱられた。
「なに?!」
下を見ると、私の足を何かが掴んでいた。
「な、なにこれ?!」
私の足を掴むそれは、私を闇の世界へと引き込んでいく。
「いやっ!そっちに行きたくない!」
振りほどこうと足をばたつかせるが、取れるどころか掴む強さが増した。
「いたっ…」
ゆっくりと闇の中へと引きずり込まれていく。
「このまま私…」
ここを抜け出せないまま、闇に呑まれるの?
そう思った時、紅い真紅の蝶が私の周りを舞っていたことに気がついた。
「誰…?」
真紅の蝶は、私の肩に止まった。
私の体は、温かい光に包まれた。
(温かい…)
感じたことがある温もりだった。
周りが暗闇から光の空間へと変わった時、目の前に奇跡が姿を現した。
「奇跡…?」
「良かった。間に合って」
奇跡は、私の手を掴んでひっぱりあげた。
「なんで…、奇跡がここに?」
「貴方を連れ戻しに来た」
「私を…?」
なんで私なんかを?
「外で奈津が待ってる」
「奈津が?」
『ルルやハヤテも待ってるよ!』
ルルとハヤテも?
その時、私の目に涙が溢れた。
私は、暗闇の中でうずくまっていた。
何も聞こえない、何も感じない。
無の世界。
私は、なんでこんな所にいるのかな?
何も思い出せない。
私は、顔を上げて辺りを見回す。
やっぱり、何も見えない。
そう思った時、私の身体が下へと引っぱられた。
「なに?!」
下を見ると、私の足を何かが掴んでいた。
「な、なにこれ?!」
私の足を掴むそれは、私を闇の世界へと引き込んでいく。
「いやっ!そっちに行きたくない!」
振りほどこうと足をばたつかせるが、取れるどころか掴む強さが増した。
「いたっ…」
ゆっくりと闇の中へと引きずり込まれていく。
「このまま私…」
ここを抜け出せないまま、闇に呑まれるの?
そう思った時、紅い真紅の蝶が私の周りを舞っていたことに気がついた。
「誰…?」
真紅の蝶は、私の肩に止まった。
私の体は、温かい光に包まれた。
(温かい…)
感じたことがある温もりだった。
周りが暗闇から光の空間へと変わった時、目の前に奇跡が姿を現した。
「奇跡…?」
「良かった。間に合って」
奇跡は、私の手を掴んでひっぱりあげた。
「なんで…、奇跡がここに?」
「貴方を連れ戻しに来た」
「私を…?」
なんで私なんかを?
「外で奈津が待ってる」
「奈津が?」
『ルルやハヤテも待ってるよ!』
ルルとハヤテも?
その時、私の目に涙が溢れた。



