妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

【奇跡】

『奇跡、そろそろ』

「あぁ」

俺は、夜の病院に忍び込んだ。

もちろん、それは望美を助けるためだ。

俺は、シンクとリンクして望美の病室に向かう。

望美の病室に入った時、人の気配を感じた。

「誰か居るみたいだな」

『誰だろ?』

俺は、気配をして部屋の中を覗いた。

そこに居たのは、机に突っ伏して寝ている奈津だった。

「なんだ…、奈津かよ」

『でも、居るとやりずらいよ』

「そこで、お前の力だろ」

『えー、めんどくさい』

「いいから、力を俺に貸せ」

『分かった』

俺は、指輪を奈津と寝ているルルとハヤテに向けた。

「しばらく眠っててくれ」

指輪から紅い鱗粉が浮かび上がり、部屋の中に舞う。

「さて、これで準備は大丈夫だ」

俺は、望美に近寄り、自分の額を望美に当てる。

「必ず、目を覚まさせるから」

俺や体は真紅の光をまとう。

「貴方は、未来へ進むべきだ」

俺の意識を望美の中に流す。

そこで、俺の意識は途絶えた。