妖精の心を貴方に2 真紅の妖精

怪我をして直ぐに退院出来たのは良かったんだけど、奈津が心配してくれて、朝一緒に登校してくれたんだ。

その時の奈津は、私が知ってる奈津で、付き合っていた頃に戻った感じがした。

でも、奈津は私の事をただ心配してくれてるだけなんだよね。

「えー、でも私はそうは感じないなぁ」

「なんで?」

「見てればわかるって」

私は、首を傾げた。

見てるだけで何か分かるのかな?

『こりゃ駄目だ』

『さすが、ド天然だね』

どういうことよ…。

「なら、奈津のところ行ってみる?」

「え、このかっこで?」

『そうだよ!絶対顔真っ赤にするってば!』

「い、いやだ!」

絶対やだ!

こんな恥ずかしいかっこで歩くなんて絶対無理。

「望美は、まだ退院したばがりですから、あまり無理なことはさせないで下さい」

佳絵羅が私をかばって前に出る。

「そ、そうだったね。ごめんごめん」

私は、内心ホッとした。

「でも、どっちにしろ明日着るでしょ?」

「明日は係の仕事が多いから、シフトが入ってるのは二日目」

「なんだ、丁度いいじゃん」

晶が私に変更されたシフト表を見せてくれた。

私は、それを見て目を見開く。